
自己負担はほとんど必要ありません
ワンルームマンションは、高価な買い物です。
一般的に価格は2000万円前後になり、大きな負担になると感じる人がほとんどです。
そして、当然ながら大きな負担を感じると人は購入に踏み切りません。
逆に、負担をあまり感じないと購入のハードルが下がり、思い切って購入をする人が増えます。
営業マンはこのことをわかっているので、なるべく
「負担なく買えますよ!」
ということをアピールしてきます。
そこで出てくる営業トークが、
「自己負担はほとんど必要ありません」
というものです。
自分の財布からお金をあまり出さずに済み、ローンは入居者が代わりに払ってくれるという仕組みを営業マンから説明されると、
『それならやってみようかな・・・』
という気持ちになってしまうものですが、果たして自己負担として最初にあまりお金を払わずにワンルームマンションを購入するのはどうなのでしょうか?
そもそも、自己負担なしで買えるの?
まず、そもそも自己負担なしで本当に買えるの?
という話なのですが、新築の場合は手付金10万だけで良いという場合もあります。
中古物件の場合はそこまで安くはなりませんが、50〜70万円程度の諸費用を支払うことで物件を購入することができる場合があります。
※ただし、これは年収や職業の条件が良くローンが全額使えることが条件になります。
全く自己負担がない訳ではないのですが、物件価格と比べると少額で物件を購入することができる、というのは言えそうですね。
自己負担を少なくするのは正解なのか?
では、自己負担をほとんどせずにワンルームマンションの物件を買うことは、本当に良い選択なのでしょうか?
私の答えは、Noです。
なぜかというと、ワンルームマンション投資というのはただ始めればいいというものではなく、明確な目標を持って取り組むべきものだからです。
頭金を入れないと何が起こるのか?
例えば、
『65歳までに月20万円の収入をワンルームマンション投資から得る』
という目標を掲げたとしましょう。
そうすると、65歳までにローンを完済しておくプランを立てる必要があります。
自己負担を少なくすることだけを考えてしまうと、65歳を超えてもローンの支払いを続けることになってしまいかねません。
そうなると、途中で何の為にワンルームマンション投資をやっているのかわからなくなってしまいます。
そうならない為には目標から逆算をして、
どれくらいの頭金を最初に入れるのか
どの時期にどれくらいの繰り上げ返済をするのか
ということを明確にし、適切なプランを立てていく必要があります。
その結果、最初の自己負担として頭金を入れた方が良いと判断した場合は、しっかりと頭金を入れるべきです。
そうすることによって、理想とする未来を手に入れることができる可能性がグンと高まります。
営業マンは売りやすい方法で売っているだけ
ワンルームマンション投資というのは、ただ物件を持てばいいというものではありません。
しっかりと目標を決め、その目標を達成する為のプランを練り、実行していく必要があります。
営業マンはお客さんが購入しやすいように、
『自己負担はほとんど必要ありません』
ということを強調する場合が多いですが、それを鵜呑みにしてはいけません。
売ってしまえばそれで終わりなので、売りやすい方法で売っているだけなのです。
ここをしっかりと理解しておくと、ワンルームマンション投資が成功する確率は確実に上がりますのでぜひ覚えておいて下さいね。